ブックタイトル応援します!日本企業の海外展開

概要

応援します!日本企業の海外展開

～日本企業支援の最前線～CaseStudy“世界一開かれた大使館”を目指して外務省は、日本企業の商品展示会や地方自治体の物産展等のPRの場所として大使館や大使公邸などを積極的に提供しています。また、各国にある日本大使館は日本企業のビジネス環境改善のため、日々相手国政府に働きかけを行っています。フォローアップ会合の様子　インド日本商工会はインドに進出している日系企業が直面している問題の改善の為、規制改革に向けた要望書を2009年以降毎年インド政府に提出しており、大使館も全面的に協力しています。要望書提出後には、インド側とフォローアップ会合を開催し、ビザ手続の緩和、物流手続の簡素化、道路整備の改善などの成果が上がっています。また、２０１４年の日印首脳会談を契機として、インド政府は日本からの投資活動を円滑化するための組織を新たに設置し、本要望書の課題解決を含め、両国間のビジネスの活性化に貢献しています。インド政府への規制改革要望書の提出【在インド大使館】　英国政府の規制により投資継続が困難になることを懸念した日系企業の要望を受け、大使館は，英国政府高官に法規制合理化の意義を説明し、理解を求めました。また、キャメロン首相と在英日系企業１８社のトップとの間で「対英投資促進ラウンドテーブル」を開催し、日系企業の要望を直接英国政府トップに伝える機会を設けるなどの取組を行ってきました。このような取組の結果、関連法が改正され英国における投資環境の改善につながりました。英国政府への投資環境改善の働きかけ【在英国大使館】インド商工会から商工省次官へ要望書提出キャメロン首相とのラウンドテーブルの様子バンコクの渋滞セミナーの様子ＰＲイベントは島唄で幕開け奄美黒糖焼酎、焼酎カクテルや和牛の提供　バンコクの渋滞は、駐在・居住する全ての企業・市民にとって共通の悩みの種です。この様な中、大使館がタイ政府関係者や企業に声をかけ、当地にて渋滞対策に熱心に取り組む日本企業や研究者の最新の取組を紹介するセミナーを開催しました。　当日はタイ政府関係者やプレスを中心に120名を超える参加があり、積極的な質疑応答が行われました。各企業の取組がタイ側に認知され、JICAによる官民連携スキーム活用に至ったケースもあり、タイ側との関係強化に繋がる機会となりました。渋滞解消を目指す都市交通セミナーの開催【在タイ大使館】　大使公邸にて、ジャパンブランドの発信と地方創生を目的として、鹿児島の食、文化をＰＲする「奄美の黒糖焼酎の夕べ」を開催しました。8蔵元による黒糖焼酎の紹介、島唄、大島紬の披露のほか、鹿児島和牛を用いたビュッフェや当地有名バーテンダーによる焼酎カクテルを用意しました。知事、鹿児島県商工会連合会会長も日本から駆けつけ鹿児島の魅力をＰＲする場面もあり日本のおもてなしが好評でした。本イベントをきっかけとして、奄美の黒糖焼酎の当地最高級ホテルへの納品も決定しました。奄美・鹿児島ブランドのPR【在ドイツ大使館】4